蒔絵などを描く際に、爪盤という道具があるようです。
いわゆるパレットみたいなものでしょうか。
金継ぎでも細く長い線を描きたい時など、こまめに筆先を直したりと手元にあると便利な道具です。
早速、身近な材料を買ってきて作ってみました。
用意するもの
- 木製スプーン 1本
- マグネット 2個
- リングの土台 1個 ※サイズ調整ができるもの
- カッター
- 木工ボンド
作り方
好みの爪盤の大きさの木製スプーンを用意してください。
まず、持ち手部分をノコギリでカット。
カットした部分を紙やすりで整えます。
今回は木が硬かったので、60の番手の紙やすりでゴリゴリ。
気に入った形になるまで削ります。
磁石を貼りやすいように丸くなっている部分を少し削ります。
ボンドで平たくした部分に磁石を貼ります。
リングの台座にも磁石をボンドで接着
※この時、スプーンとリングに付けた磁石が反発しないよう、面をしっかり確認してつけてください。
※磁石の強度が強すぎると接着が取れてしましました。
程よい強度でつく組み合わせを見つけるのがポイントとなりそうです。
ボンドが乾いて、しっかり固定できたら完成。
今回は強力な磁石とマグネットシートで接着しました。
少し弱いですが、筆で撫でるくらいは大丈夫そうです。
磁石を使わずにリング台座とスプーンを直接接着しても大丈夫です。
私はパレットの向きを変えたり、調整したかったので
動かせるよう取り外せる磁石にしました。
また使用後は、ティッシュなどで拭き取りをしています。
素材選びは静電気が発生しにくいか〈失敗編〉
土台となるパレット部分ですが、初代はメガネを買った際に、レンズを入れる前に入っていた
プラスチックのレンズ?で作ってみました。
サイズも丁度良かったのでしばらく使っていたのですが、
筆との摩擦で静電気が発生してしまい失敗でした。
表面をアルミホイルをでカバーをしたら静電気もなく使えそうでしたが、
静電気の発生しにくい素材ということで木製スプーンを採用しました。
簡単にできて、作業してても便利でしたので、ぜひ自作してみてくださいね。
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